祖母の介護で良かったこと、感じたこと。

私の初めての介護体験は、祖母を介護したときでした。ほんの最近のことです。
原因は、祖母が膝を壊してしまったことでした。もともと祖母は足が悪かったのですが、膝への負担が蓄積されていたのか、突然状態が悪化してしまい、一時的に介護が必要になったのです。

祖母の介護は想像以上に大変なものでした。祖母の症状は、有名な関節症である変形性膝関節症と呼ばれるものです。肥満や筋肉の衰えなどが原因で起こります。祖母の場合は、加齢によるものでした。それが悪化したために、自力で立てないというほどだったのです。

自力で立ったり、動いたりするのが困難な人を支えるのは、思ったよりも力が必要な、体力仕事です。時にはこちらの足腰までキツくなり、身体の節々が痛くなりました。

しかし何より大変なのは、決して怪我をさせられないというプレッシャーでした。ただでさえ膝が深刻な状態ですから、もしこちらがミスでもすれば、もっと酷い状態になるやもしれません。とはいえ、介護なんて初めてですから、何もかも完璧に行うことはできません。時には支え方が上手くいかないときもあります。そんなとき、祖母がとても痛がって、こちらまで心が痛くなりました。

それでも、介護を通して色々気づけたこともありました。一つは、祖母の優しさです。私の不器用な介護に対して、祖母は文句を言うことなく、むしろ感謝の言葉をくれるほどでした。私はいたたまれない気持ちを感じるとともに、とても温かい気持ちになることができました。
もう一つは、誰かを支えるということの喜びです。人生を生きていれば、自分なんかいなくても、と感じることが一度くらいはあります。しかし今回の介護や、祖母の言葉を通して、自分だって誰かに必要とされる存在なのだと強く実感できたのです。

最終的に祖母は治療を経て、自力で歩けるほどに回復しました。しかし完治したわけではないですから、いずれまた悪化するやもしれません。そんなときでも、私は今回の経験を活かして、再び祖母を支えようと思っています。

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